JAWS-UG京王線 第2回 レッツラーニングを開催しました
5月30日、JAWS-UG 京王線の第2回勉強会「レッツラーニング」を開催しました。
今回も前回と同じく電気通信大学での開催でしたが、ベンチャー支援部門の共催という形で100名近く入れる会場をお借りすることができました。電通大まじ電通大ですね。広い会場を借りられて、たくさんの参加者の方にも来ていただけて、いろいろな人に協力して頂いて、本当にいい会になったと思います。
今回は本編の発表4本+LT4本+ハイパー宣伝タイム3本という内容でお送りしました。
CloudTrailとの賢いつきあいかた
目黒方面の雲の中の密林でサポートをしているマル秘ゲスト こと 半田さんによる発表。
AWSを利用していく上で欠かせない、API利用ログのCloudTrailの基本から検索エンジンを使った活用までを紹介していただきました。
CloudTrail単体でも簡易的にはAPIアクセスのログを見ることはできますが、より柔軟にログの調査をしたい場合や利用傾向を見たい場合には公式に提供されているものだけだとちょっと物足りないので、CloudSearchやElasticsearch+kibanaを利用して、より便利に使いましょうというお話。
CloudTrailのログだけ取得していて活用できていなかった場合には、emblukを使って、「今」のログではないけれど、とりあえずたまっているログを検索エンジンに入れてみて利用イメージを掴んでみるといいということも教えてくれたりと、さすが中の人。
皆さん、まずはCloudTrailをOnにしましょう。
AWS認定ソリューションアーキテクト受験顛末記
ハートビーツで働く学生、阿部さんによるリアルな受験記。
なんと発表の1週間前に受験することを決めて、発表の前日が試験の日というhbさんのスパルタぶり学生でも社会人でも隔て無く育てる愛情を感じつつ、それでもやってのける阿部さんのポテンシャル高さと優秀さが伝わってくる発表でした。
ITインフラの運用に関わりつつも、AWS自体はそれほど触っていないという中から、試験に受かるところまでが生々しく語られていました。
ハートビーツさんで学生の頃から働くことで、学生時代ではなかなか触れることのない運用という部分に触れて、しっかり教育もしてもらえるという本当にいい環境にいる学生さんたちが羨ましく思えました。(ハートビーツさんで立派に育って弊社に来てもいいんだよ、と思ったことは内緒です)
OSSなPrime Cloud Controllerの話
某ホワイト企業で働く浅野さんによるPrimeCloud Controlerの紹介。
AWSに限らず様々なCloudサービスの管理を統合できるOSSのツール。EBSやらsunapshotの氾濫を防ぐためにも有用なツールとなるし、Puppetを駆使してインスタンスの追加と監視ツール(Zabbix)への追加とを同時に出来る大変ありがち機能も。
CloudTrailでAPIログを取ることもできるが、PrimeCloud Controllerのようなツールを使うことで、自前でも操作ログを取ることができるので、様々なサービスの操作ログを集約することもできる。UIもキレイに作りこまれているので、簡素なUIと比べて使おうという気にもなりやすいと思う。
Contributorも募集しているとのこと。気になる方は
primecloud-controller-org/primecloud-controller · GitHubこちらをチェック。
ML入門(+ Amazon MLちょっと触ってみた)
構造計画研究所の滝さんによるガチなML(Machine Learning/機械学習)のお話。
はい、出直してきます。。。
この御方、ツールを使ってMLかじりましたではなく、Ph.Dとってるガチな方でした。。本気でついていけなくて、ツイートが少なくなってしまってすみませんでした。。。ただ、本気でMLとはという部分から活用するところまでをやろうと思ったら、これくらいは理科しておかないといけないと、気を引き締めるいい機会をいただけたように思えます。
滝さん曰く、「今のMLaaSなら、自分のほうが上」的なことを言っていて、まだまだサービスとしてもこれからな分野なんだろうなと。
やはり、どこでも言われていますが、こういったツールなどを用いて分析をする場合、前処理が重要になってくるので、そこはまだまだ人手で何とかする必要があるようです。が、それ以降の処理についてはAmazon MLを使えば簡単に扱うことができるので、良いとのことでした。
弊社の画像処理研究チームと話が合いそうなので、是非勉強会というか交流会をしましょう的な感じで繋げられたのも良かった。
LTs
映像制作、学生とビジネスブリッジ系
三浦さん(2)による学生さんとビジネスとを結びつけた事例の紹介。
AWS、クラウド、ITと言った感じではなく、企業と学生のコラボ的な企画の紹介と言った感じ。企業主体で学生とコラボ(協力)するというアプローチはそれなりにあるので、学生(アカデミック)から企業へのアプローチしたり、研究成果をいかに実用化ビジネス化をしていくかというったところで協力・苦労した話だったら、(JAWS-UG京王線のテーマとして)もう少し将来的な広がりが感じられてより良かったかなと(三浦さんの発表が云々でなく、そういったところをテーマとしても扱いたいなという意味で)。
あなたのそのWebアプリ守られてますか?
私まてつによるLTです。本当はECSでなにかやってみた的なことをしたかったけど、間に合わず開始時刻の数時間前にネタ切り替え。
www.slideshare.net
AWS上で動作するWAF,Imperva SecureSohereを使った環境を構築してみた話。CloudFormationのテンプレートや構築手順がImperva社から公式に提供されているが、少々クセがあるために一筋縄ではいかないということを紹介したかったというのが1つ。セキュリティの専門家ではないので偉そうなことは言えないですが、アプリケーションの作りとして既知の攻撃や脆弱性への対応はしておく必要はあるけど、その前段階でブロックしてもらえるのであれば専用のツールでブロックしておいたほうがいいよねと言ったことを伝えたかった。
あとは、こういったツールを導入するのはいいけど、重要なのはそこで出てきたログに対してどうするかという運用がより大切だよという感じでまとめてみました。
メガネさん!
JAWS Daysなどの大きなイベントのLTでも有名なメガネさんによるLT。Daysのあの興奮を再び!かと思いましたが、Daysの内容はチラ見せだけでしたw
これだけJAWSのLT界隈(?)では有名なメガネさんだが、JAWS-UGの勉強会はこれが初めてだったとのこと。まさかの初めてに選んでいただけて光栄です!
もともとはメガネさんもドアウェイな感じから始まった超有名LTerへの道。LTをやることでコミュニティや界隈への一歩を踏み出しやすく(逆に言えば周りから声を書けてもらいやすくなってまじりやすくなる)といったことを話してくださった。自分も仕事で初めて発表してからは、少しずつコミュニティに入っていけるようになったと思うので、最初の一歩は大事だなと思います。
ただ、メガネさん、6/3(勉強会の4日後)のSummitのJAWS-UGのLTで何を話すかまだ決まっていなとのことでしたw 懇親会でいろいろな方と話してネタ集めをしていたので、3日が楽しみでしょうがないです。
ハイパー宣伝タイム
クラウド女子会&JAWS FESTA青森物産展
7/25の「JAWS-UGクラウド女子会~コミュニティの式年遷宮!?初めてさんもお馴染みさんもいっしゃーい~」と8/29「JAWS FESTA Tohoku 青森物産展」の宣伝。女子会の方は式年遷宮と銘打って、コミュニティの世代交代があるとかないとか。
July Tech Festa
ハートビーツ藤崎さんによるJuly Tech Festaの紹介。
今年もやりますJTF。インフラエンジニアの祭典と言われているのに、未だに一度も参加したことがなかったので、今年は参加するためにチケットも購入しました!豪華発表者が予定されているので、初めての方も、そうでない方も。
もう終わっちゃってますが、5月中に申し込むとチケットが80% OFFでした。
まとめ
第1回とは比べ物にならない規模で開催することができて、藤崎さんをはじめハートビーツの方々、電気通信大学のベンチャー支援部門の方々、スタッフのみなさん、参加者の皆様には本当に感謝しています。
はやりのMLというだけで飛びついてみようと思っていた気持ちに対し、気軽なものではないんだという感じで目を覚まさせてくれた滝さんのガチっぷりには本当にいい刺激を受けましたw
相変わらずしゃべりベタで、まだまだ司会に返り咲くことは難しそうですが、LTなどの発表を通していつの日か司会に返り咲くことができるよう精進してまいる所存にございます。
今回発表してくださったハートビーツの阿部さんに刺激を受けて、ハートビーツで働く別の学生 伊藤さんも次回にはLTで発表してみたいとの意思表明をいただいたので、こんな感じでもっともっと学生さんが前に出てきてくれるようになることを願いつつ、3ヶ月後くらいの次回もより良い会になるように企画できたらいいなと。
さあ、6/3はウルトラクイズの日だ(それがメインイベントではない)。今年もラスベガスにけるように頑張りますよ!